土曜ワイド劇場/火曜ミステリー劇場関連商品

炎の中の美女~江戸川乱歩の「三角館の恐怖」~

作品情報

出演 天知茂・早乙女愛・高見知佳・ジョニー大倉・荒井注 他
監督
時間 92分

発売情報

発売日 2002-03-06
発売元 キングレコード
価格 ¥ 3,990
JAN 4988003945329

ディスク仕様

ディスク枚数 1 枚

DVD 仕様

ディスク構造 片面 1 層
リージョンコード 2 ( 日本市場向け )

映像仕様

モノクロ/カラー カラー
アスペクト比 4:3 ( Academy Ratio )

音声仕様

言語 日本語
音声多重 モノラル
符号化方式 ドルビー

コメント

しっかりとしたストーリーにラストがいいですよ!

天知明智に貫禄が出てきています。本当にかっこいいですね。ストーリーも良く出来ています。犯人逮捕と推理のシーンも上手に描いています。ヒロイン(早乙女)の生い立ち、実の父と育ての父。娘の幸せを願うばかりの両父の想いなど、親子の愛を描く本作は、明智の推理の組み立てにも大きく寄与しています。詳しくは書けませんが、ラストに、節煙を文代助手にせまられている明智が事件解決後の一服をするべくライターの火をつけるシーンがありますが、ゆれる僅かな炎をみつめつつ、親子の愛を実感する安堵の表情が印象的です。


炎の中に何が見える?

 一代で巨万の富を築いた相場師の遺産相続人であるヒロインの周りで起こる連続殺人に、明智小五郎が挑みます。ミステリーとしてだけでなく、人間ドラマ(親子の愛、女性の自立・・・)としても見応えがあり、また、幼児体験の心理的影響が、テレビドラマで正面から扱われた、比較的早い例ではないでしょうか。多彩なテーマを一つの物語にまとめ上げた、江連卓のすぐれた脚本です。そして、監督は村川透。彼らしいテンポのある運びがフレッシュに感じられますし、炎のオレンジ色と、それと対照的な冷たい感じのブルーを所々に配し、視覚的にも楽しめる作品に仕上がっています。 ヒロインを演じるのは早乙女愛です。彼女の持つ華やかな雰囲気が、この作品の第一の魅力と言っていいかもしれません。ヌードはありませんが、サービス・ショットがいくつかあり、達者なディスコ・ダンスも披露しています。演技のほうも力がこもっており、ヒロインが心理的に行き場を失ってゆく様は真に迫っています。男優陣では、天知茂がやはり見事です。少しだけ貫禄がつき始めていますが、男としては逆に美しさを増しています。光線の加減で、髪に白いものが混じっているように見える場面があるのですが(1:04:50以下)、それが実にいいのです。彼の早逝があらためて惜しまれます。その他、鈴木瑞穂の重厚な演技、対照的な二人の青年を演じるジョニー大倉と萩原流行、文代助手の高見知佳(声がかわいい)などが印象に残ります。 1984年に放映された、この作品。女性のファッションや自動車の型、ジャズダンスのような風物にも時代を感じさせる、個性的な作品だと思います。

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