出演者

TOP記事出演者

::主役

主演回数No.1は愛川欽也で92回を誇る。出演作品は西村京太郎トラベルミステリーをはじめ考古学者シリーズ、フレンド旅行社シリーズなど人気の高いシリーズばかりである。キンキンが初めて主演した作品は「横溝正史の吸血蛾」(1977年10月15日放送)で、金田一耕助を演じた。その後、西村京太郎トラベルミステリー57作品、考古学者シリーズ19作品、フレンド旅行社シリーズ9作品、単発では「危険な夫婦」、「時効を待つ女」、「瀬戸内殺人哀歌」、「夜の街殺人事件」、「夜の街殺人物語」、「週去をもってきた女」に主演している。主演以外では「仮面の花嫁」、「血族」、「復讐法廷」、「火の粉」、「モラルリスク女調査員」、「家政婦は見た! #24 デパート篇」の6作品に出演。特に1989年と1993年については合計7作品に出演するなど土曜ワイド劇場には欠かせない人物である。

キンキン主演のドラマには必ず井川晃一という人物が出演しており、こいつが何を隠そうキンキンの前妻の息子である。西村京太郎トラベルミステリーでは部下の清水刑事として、考古学者シリーズでは現地の刑事として、そしてフレンド旅行社シリーズではライバル会社の社員を演じている。

::脇役

番組概要でも述べたように、この番組はキャスティングが独特で、よく出てくるけどこの番組でしか見かけないという脇役も多い。

脇役の出演回数No.1はというと、どうやら山村紅葉のようである。山村美紗や西村京太郎原作のドラマにはテレ朝に限らず必ず登場する人物で、まぁ紹介は不要であろう。

脇役で特に触れておきたいのは筆者が最も好きな俳優・北村総一朗である。最近では、踊る大捜査線の署長役ですっかり有名となってしまい、いいともに出演したのをきっかけにバラエティーにもよく顔を出すようになったが、彼の本業は舞台俳優である。土曜ワイド劇場には脇役としてたびたび出演しており、その役は不動産屋、病院長、刑事課長から暴力団組長、犯人までと非常に幅広い。役柄の設定も悪い人から小心者まで、どんな役でもこなすマルチ俳優である。出演回数が多いため芸能界でも知り合いが多く、昔から“総ちゃん”の愛称で親しまれている。

::悪役

ここで述べる悪役というのは八名信夫に代表されるようなヤクザ役のことではない。2時間ドラマでは、犯人が絶対的に悪い場合と犯人に同情してしまうような場合が存在する。前者は主に遺産相続あるいは政治家や社長といった地位・名誉がらみの犯罪、後者は過去の犯罪に対する復讐を目的とした犯罪である。特に過去に起きた殺人事件の被害者の家族・恋人が復讐を行うパターンというのは非常に多い。この過去の事件の犯人がここでいう悪役である。

悪役の出演回数No.1は清水章吾である。このほか、西田健久富惟晴、女性では中島ゆたからが名を連ねている。彼らは過去の事件の犯人グループの1人という設定で登場し、途中で殺されてしまうか、最後に殺されそうになったところで犯人逮捕&本人も逮捕されてしまうというのが一般的である。この顔触れを見てわかるとおりベテランの俳優ばかりで、主役よりも難しい演技が要求される役どころであるのは言うまでもない。

清水章吾と言えば、1時間ドラマにも父親役で頻繁に登場するほか、CMでもちょくちょく見かける。かつて一世を風靡したナオミキャンベル出演の某エステ会社CMで、ナオミの父親役を演じていたのが記憶に残るところである。最近でも

♪あ~んたの娘を信じ~なさい。ほ~れ、信じ~なさい。ほ~れ、信じ~なさい。

というBGMが印象的な某保険会社のCMに出演し、娘の危なっかしい車庫入れに冷や冷やする小心者の父親役を演じてみたり、某消費者金融のCMでチワワとペアルックをしてしまうなど、悪役以外でも幅広く活躍している。

::犯人役

では、今度は犯人役のほうに注目してみよう。犯人役をこなす人物というのは意外と限られている。ただし、シリーズごとに犯人の傾向に偏りが生じるため、細かいキャスティングについてはシリーズ解説で紹介することとし、ここでは全体的な説明に留める。

犯人役を最も多く引き受けているのは男性では下條アトム、女性では山口果林である。このほか10位以内には佳那晃子沖直未(←沖直美)・岡まゆみ南條玲子美保純横内正中島久之らが顔を連ねている。彼女らの名前が新聞のラテ欄に載っていた時は真っ先に犯人ではないかと疑ってしまう人も多いだろう。特に佳那晃子が主演でない場合は絶対に怪しい。また、中島久之に至ってはいい人を演じているのを見たことがない。

犯人役についても徐々に世代交代が進んでおり、最近は中山忍国生さゆり若林しほ(←若林志穂)・田中美奈子石野真子洞口依子らが犯人役として定着しつつある。今後は彼女らの活躍に注目して欲しい。

◆    ◆    ◆

以上より、土曜ワイド劇場の理想的なキャスト構成について考察してみた結果がこちらである。最後に、悪役・犯人役として記載した俳優の方々はあくまで劇中での設定であり、本当はいい人であることを付け加えておきたい。なお、このページのランキングは筆者のデータベースに登録されている作品についてのみの集計結果である。

TOP記事出演者